その他 |
LOVE COMETS |
We Love Hanna-Barbera vol.1に収録されている、宇宙家族ジェットソンズのイメージソングです。
コンピューターの処理音のようなイントロからはじまるレトロなSFチックな曲です。
原作の方はまったく知りませんが、宇宙を冒険するアニメのオープニングのイメージが浮かびました。
前半部分は旅立ちをイメージさせ、これからどんな冒険が始まるんだろう?と期待が膨らみます。
後半の『もう測らないのさ 涙の落下速度・・・僕らはゆくよ』の部分は
何があってもくじけず冒険を続けるよ、といった前向きなメッセージを感じます。
前向きだけど、それまでにいろいろなものをなくし、それを乗り越え新しい場所へ向かうような、寂しさと力強さも秘めている感じもします。
水中家族のテーマも、前半が旅立ちやこれからの冒険を思い描かせ、
後半は前向きな冒険の意思をイメージさせます。
私のイメージとしては水中家族のテーマの舞台が近未来の宇宙に移った感じです。水中家族のテーマよりも壮大な感じ。
2004/09/30
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パパと踊ろう |
We Love Hanna-Barbera vol.1に収録されている、宇宙家族ジェットソンズのイメージソングです。
オープニングとかエンディングとかじゃなくて挿入歌っぽい感じ?
原作をまったく知らないので、ひょっとしたらEDとかなのかもしれませんけど。
ぱきスタのディスコグラフィに書いてあるとおり、まさに「チャイルド・ウィスパーヴォイス」です。パーキッツ以外の曲も含めさまざまなふじのさんの歌声を聴いてきましたが、それでもこの曲の歌声には驚かされました。
『きみにあえてうれしい』を初めて聞いたときも、すごく子どもっぽい声なのでびっくりしましたが、この曲はそれ以上に衝撃的でした。
Love letterの声をさらに子供っぽくして舌足らずにした感じ(チャイルド)+ウィスパーボイス。
ボーカルが静かに歌い上げてる曲で、曲のほうは控えめ…なんですけど音が少ないとかじゃなくて、曲も主張してるのに目立ちすぎず、うまくボーカルを引き立てています。
全体的にパーキッツの曲って音が多くて、シンプルに聞こえる曲でもよく聴くと複雑だと思います。
この曲を聴いていると、不思議な言い回しの歌詞と、優しくて暖かい音楽が、子どもの頃の穏やかで純粋な気持ちを思い出させるような気がします。
思い出すというか、疑似体験する感じと言うか…なんとも言えない暖かい気持ちになります。
2004/09/30
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愛はカッコわるい |
「ぶーりん ぶーりん」という歌いだしからわかるように、アニメ「とんでぶ〜りん」のために作られた曲(OP)です。シングルも出ています。
この曲でパーキッツの知名度は一気に上がったことでしょう。
ぶ〜りんに対してはツグさんも思い入れが強く、ムック本でクイズを出題しているほどです。
アニメのオープニングにふさわしく、前向きでポジティブな歌詞のさわやかな曲です。
ふじのマナミさんのの歌詞って、前向きでもどこか寂しさや切なさを持ってる部分があると思います。
でもこの曲は、寂しさや切なさはあまりなくて、ポジティブなイメージが一番強いです。
とにかくHAPPY、ってわけではないんですけどね。
さわやかでポジティブな、ポップな曲です。
2004/09/30
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ぶーりん あ・ら・もーど |
「ぶーりん・ぶぶ・ぶーりん あい・あいらぶーりん」の歌いだしからわかるように、アニメ「とんでぶ〜りん」のエンディング曲です。
ちなみに約3:30ほどの曲中に「ぶーりん」を54回も連呼しています。
パーキッツの曲の中でもボーカルがすごく特徴がある曲だと思います。
うぐいすの歌い方の2倍くらいはすごいですw
ぶ〜りんの連呼から始まりその後はハイテンションなラップ。
「チョコ・パ」で始まるハイテンションなラップ部分は歌い方も歌詞もぶっ飛んでます。
ラップの後はいきなり落ち着いた雰囲気になって歌詞と曲の雰囲気も変わります。
『まるで幾千のきらめく流れ星 たった一つだけめぐりあうみたいに』
なんて、歌詞だけじゃなくて曲もロマンティック。(アニメでイチゴのパフェに対して言ってましたけどw)
そしてまた「ぶ〜りん」の連呼に戻ります。
早い展開で何度も繰り返される単純なメロディと歌詞、そして「ぶーりん」。
歌詞も歌声もぶっ飛んでいて、一度ハマるとかなり病み付きになります。
キャラクターの名前を連呼しているのもありますが、まさにアニメって感じの曲です。
2004/09/30
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恐妻天国 |
We Love Hanna-Barbera vol.2に収録されている、原始家族フリントストーンズのイメージソングです。
タイトルでピンと来なくても、キャラクターを見たらわかる人も多いかも。
すごくハイテンポでハイテンションな曲です。
甘い生活よりもテンポ速いし、ぶーりん あ・ら・もーどよりもテンション高いです。
そして、たろさんのボーカルも「うぐいす」とか「ぶーりん あ・ら・もーど」系の声で、それ系で一番の声だと思います。
↑どういう声かうまく説明できないのでフィーリングで察してください(汗
パーキッツの曲の中でもっともはっちゃけてる曲だと思います。
このテンションの高さと、アニメの内容を歌った歌詞は、まさにアニメソングです。
さすがパーキッツ。アニメの曲ならそれっぽい曲、というようにあわせるのがうまいと思います。
アニメの絵やストーリー、もちろん音楽も、そのアニメを作る要素です。音楽がいくらよくても浮いてしまってはアニメ全体の完成度が下がってしまうと思います。
これはアニメに限ったことではなく、マンガならマンガゲームならゲーム、というように、パーキッツはそれぞれに合わせた曲をいつも作っていると思います。
そして、それらはいつもぴったりな曲です。
この頃(半魚人発売よりも前)は、とんでぶ〜りん、ハンナバーベラ、折原みとのマンガなどの曲を作っていてそれに合わせているため、パーキッツのもつダークさはあまり出ていない(出せていない)と思います。
(あくまで個人的推測・見解です)
この頃の曲も好きですけどね。特にこの恐妻天国はパーキッツの曲の中でも大好きです。
2004/09/30
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Posy Song |
折原みと「神様の言うとおり!」に収録されている曲です。
CDは少女マンガ家の『折原みと』さんのマンガ「神様が言うとおり!」のイメージアルバムで、いろいろなアーティストが参加しています。
Posy Songは折原みとさんの解説によると、神様から”ゴッドフォース”のみんなへのメッセージだそうです。
原作知らない人にはよくわかりませんねw
歌詞カードの解説で折原みとさんも触れていますが、ふじのマナミさんの歌声が神様にしてはかわいらしいですw
私の場合どちらかというと神様に祈る信心深い少女をイメージします。
作詞・作曲:藤野まなみ 編曲:片岡嗣実という編成です。
ちなみにふじのマナミさんはこの頃は藤野まなみという名義でした。
静かな曲なのでふじのマナミさんのボーカルが特に引き立っていて、透明感のある歌声が神聖な雰囲気を醸しだしています。
見えない運命の歯車が静かに動き出すような印象を受けます。
2004/09/30
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神様だけが知っている |
折原みと「神様の言うとおり!」に収録されている曲です。
CDについては上で紹介しているので省略します。
他の収録曲はキャラクターのイメージソングとかだったりするんですけど、この曲はタイトルから見ても『神様の言うとおり!』の主題歌的なものだと思います。
この曲も作詞・作曲:藤野まなみ 編曲:片岡嗣実となっております。
古い曲はふじのマナミさんが作曲を担当していることも多いです。
胸に秘めている想いも、それを打ち明けたときの結末も、知っているのは神様だけ。
まずは自分にできることをがんばって、やるだけのことをやろうという前向きな気持ちが伝わってきます。
メロディも歌詞も少し切ないけれど、前向きな気持ちになれるパーキッツらしい曲です。
原作はまったく知らないけれど、
「いろいろあったけど、最後にはうまくいったね。でも全部終わったんじゃないよ。さあ、新しい毎日に向かってそれぞれ歩き出そう」
というようなさわやかなエンディングが思い浮かびます。
↑あくまでイメージです。原作は知りません。
(ちなみに、そんなエンディングでこの曲のような雰囲気のBGMが流れてくるのが個人的に好きですw)
CDのラストにとってもあってる曲だと思います。
2004/09/30
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きみにあえてうれしい |
この曲は「'98運動会CD/みんなはひとつ」や「テレビこどものうた」など、子供向けのCDに収録されている曲です。
とても子供向けな曲で、純粋な気持ちになれます。「みんな友達だよ!ねぇ、そこの君も一緒に遊ぼうよ!」といった感じの曲です。
ホント、幼稚園の歌に取り入れて欲しいです(笑
ふじのマナミさんの歌い方も、数ある楽曲の中でも特に子供っぽい感じで、その歌声の幅の広さをあらためて認識させられます。
ちなみに、コーラスやイントロでひびく笑い声は子供の声のように聞こえますが(むしろそのようにしか聞こえませんでしたが(笑))実はふじのマナミさんの声です!
曲調は明るく軽快。子供向けな感じですものね。
リズムもメロディもはっきりしていて子供でも親しみやすいと思います。だから保育士さんは園児たちに歌ってあげて!(ぇ
そして、「パーキッツのCD買って!」と仕込m(以下略
すいません、打ち消し部分は片岡嗣実さんのネタのパクリです(笑
なお、日本コロムビアから出ているCDには振り付けつきです!
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やくそく |
シングル「きみにあえてうれしい」のカップリング曲で、昔はパーキッツ公式サイトでほぼフルサイズのものが視聴できました。
ねじを巻く音から始まるこの曲は、前半は音もオルゴールのような雰囲気で声もくぐもっていて、アコーディオンの伴奏や古いオルゴールを開けたような懐かしい気持ちを呼び起こします。後半は音が増えて盛り上がり声もクリアになっています。
ちなみに曲の構成はぶーりんのオルゴールバージョンに似ています。
ねじを巻く音から始まって、オルゴールの音が流れて、音が増えて盛り上がる。
最初のねじの音は、音の大きさや高さは違うけどメロディ(音楽じゃないけど)もぶーりん曲のオルゴールバージョンと同じだと思います。
歌詞はたいようのたねのような雰囲気で少し不思議です。歌ってる声があまりに子供っぽくて、悲しい歌を意味も判らずに歌う子供のような印象を受けます。
遠い過去のかなたに消え去った「きみ」呼びかける物悲しい歌詞だけど、曲は暖かい雰囲気で、後半のコーラスは特に暖かく響きます。
歌声も、悲しいことを理解できていない子供のよう(歌詞はひらがな)で、そこにまた切なさが募るのですが、全部を含めると暖かい曲か切ない曲かは受け手によってかなり変わりそうだと思います。
2006/12/17
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Over the Rainbow 2002 |
Over the Rainbowの無印のほうでも書きましたが、歌詞がかなり切ない曲です。
無印は曲が明るかったので希望に満ちている雰囲気でしたが、2002は曲調も切なくなってます。
Over the Rainbowから2年……その間にいろいろなことがあったはずです。時間がたてば、物の見方、感じ方は変わるものです。
同じものを見ても違った見え方だったり、見えなかったものが見えてくるかもしれません。
「昔は何の不安もなく希望に満ちていたけれど…本当は君はそんなにつらい思いをしていたんだね……
でも、世界には悲しいことが満ちているけど希望がないわけじゃないんだ…かすかでいいんだ…信じていこうよ。」
そんなメッセージを感じます。
伴奏も、きれいな音なのに切ないです。きれいなことだけじゃなくて、つらいことだってある。とかそういうことを暗に表現しているように思います。
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お天気とチョコレートRUM CUSTARD MIX |
お天気とチョコレートのモンドリミックスです。
たくさんの音を貼り付け、曲自体もかなり加工してる感じです。
あえてそういう作り物っぽさを出そうとしているんだと思います。
…と思ってたら公式サイトでも「切り貼り感をあえて出す」って書いてました。
すごく狙ってる感じがするアレンジがこの曲の売りだと思います。
2004/08/14
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プランタン |
マキシシングル「らびゅ らびゅ」のカップリング曲です。
プランタン…フランス語で春という意味です。
春といえば厳しい冬の後にやってくる暖かく過ごしやすい季節ですね。
新しい環境にそれぞれ旅立ったり、新たな出会いもあるでしょう。
でも…みんな楽しそうなのに…そんな季節が嫌いな人もいるのですよ。
私もその一人です。
春になるとみんなは遠くに行ってしまって自分だけ一人ぼっち…自分もがんばらなければならないのに取り残されていると言うか…
春はホントいい思い出がない…というかいい思い出があっても後から思い出すと悲しくなってしまう…
他の季節はそんなこと思わないのに環境が大きく変わる季節、出会いと別れの季節だから悲しい印象が強いのでしょうか…
新しく出会ったばかりの人よりも、今までずっと仲がよかった人の方が大切だし、新しい出会いがあることよりも別れがあることの悲しさの方が強いです…。
…ああ、春の悲しさに浸ってしまいました。
でも、この曲はそんな春のセンチメンタルを歌いあげた曲です。
パーキッツ公式サイトのプランタンのコメントもふじのマナミさんが同じように春のセンチメンタルについて語っています。
私も前から思っていたので、ふじのマナミさんもそういう風に思っていたんだ…って思いました。
そういえば、「優しい日々」も春の雰囲気なのに、どこか寂しいですよね…。
『こんなに人の気持ちも知らないで』の部分なんて特に、悲しいけどとても好きです。
言ってしまったっこと、やってしまったことって、後からいくら反省しても消えないんですよね…。
それにつぶされそうな心って悲しいけれど好きです。
深く反省してるからこそ悩み、その気持ちが強いければ強いほど、どうしようもなく抜け出せない…
苦しんでも何か変わるわけじゃないのにそれでも苦しんでいる心優しき人…
そんな純粋さに心惹かれます。
『つぎの日 わたしは何故か 少し恥ずかしくなって 泣くのを 止めてみたの』
そう言って終わってるものの、無理に明るく言って曲を終わらせてる感じがします。
周りに心配かけないためにがんばっている…本当に優しいきれいな心だと思います。
パーキッツの歌ってストーリーとかではなく、歌にすることによって結晶化した想いが美しくて良いと思います。
もちろんストーリー性のある曲もありますけどね。
2004/05/17
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つめのかたち |
マキシシングル「あしたになあれ」のカップリング曲。
すごくシンプルなピアノメインの曲です。
前回のマキシシングルも、ミルモでポンOPとポップンミュージック提供曲を収録していて、3曲目はシンプルなピアノメインの曲でした。
やはり物悲しい曲ですが、プランタンと違いあたたかい曲です。
悲しい内容の歌詞ですが、悲観的ではなくやさしく静かに歌いあげています。
落ち込んでいる人にとって「同じ悲しみ・・ささやく」の部分などは特に、明かりを灯す、背中をさするko*to*baだと思います。
恋する東京などとは違い、ストレートに泣ける曲だと思います。
2004/11/10
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さよならサンクチュアリ 〜prologue〜
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ポップンミュージック11特別版付属のCDに収録されているこの曲。
タイトルにあるとおり、プロローグを思わせるリミックスになっています。
最初から順に例を挙げると、夜明け、優しい朝日、雄大な海原と旅立ちの朝が思い浮かぶようなイントロから始まります。
旅立ちの決意と希望を感じさせるような歌声が響くと曲は少し引き、一人での旅立ちということを際立たせているようです。
そのように音楽で物語が繰り広げられるように展開していき、まるで壮大な冒険活劇の序章のように仕上がっています。
2006/12/17
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Invisible Lover |
Invisible LoverはもともとPICKLES名義で片岡嗣実さんが歌っている曲で、ポップンミュージック10特別版付属CDに収録されています。
ふじのマナミさんが歌うInvisible Lover -Girl's Side-は、ぱきポプ全部入り!に収録されています。
名義のピクルスも曲も、バグルズのラジオスターの悲劇が元ネタのようです。
イントロのピアノの音とかかなりそれっぽいです。
無印もGirl's Sideも、声がヴォコーダーにより加工されていて、歌詞も同じですが、曲のアレンジはかなり違います。
曲はレトロな近未来的雰囲気で、ヴォコーダーを使っているのもその雰囲気を引き出しています。
さわやかでどこか切ないパーキッツらしい曲だと思います。無印の名義は違いますけどね。
この曲は歌詞がとても好きです。
君から「忙しいの」といわれてはぐらかされて、きっと簡単にあしらわれてると思ってても、「それでもかまわないのさ」「壊れてあげるよ」と続いたり、「他人から見たらマトモじゃない」という自覚があるにもかかわらず、「キミ」にすべてを注ぐような、異常なほどのひたむきな想いが伝わってきます。
「愚かな男に気づいてよ」と言ってるくらいだから、そんなに親密な関係ではなさそうだけどそこまでできるのは、もはや壊れてるとさえ言えるんじゃないでしょうか。
けれど、壊れるほどに強く想えるって美しいことだと思います。
無印の方がそんな痛々しほどの想いがより強く感じるので、わたしは無印の方が好きです。
Girl's Sideはふじのマナミさんの声がやわらかい歌声で、無印のように強い感情がこもってる感じではありません。
曲のアレンジも弾むような楽しさや爽快感があり、明るい未来が思い浮かびます(ちょうどぱきポプ全部入りのブックレットのような)
楽しい世界でニコニコ笑っているような、もしくはそんな世界のロボットが歌っているようなそんな印象を受けます。
なおInvisible Loverという単語についてですが、近未来的な雰囲気と、「つながりたいんだ」などの言葉からサイバー的な舞台の恋愛、ネット恋愛とかそういうもので、実際に顔が見えないから「見えない恋人」(って意味であってますよね?)なんじゃないかなって思います。
2004/12/17
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